「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません。」エラーとは?対処法も

エラーメッセージ集

エクスプローラーからドライブを開こうとしたら、次のようなエラーメッセージが出てアクセスできない。。


ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません。

今回紹介するこのエラーですが、復旧の難易度が高く、かなり厄介なエラーです。

このエラーの原因は?

原因は、ハードディスクに保存されているファイルやフォルダなどのデータと対の関係で存在している、「MFT」と呼ばれる領域が破損しているためです。

MFT とは?

MFT とは、Master File Table の略で、ハードディスクに保存されているファイルやフォルダが、どこに存在しているかという情報を保持している領域です。
ハードディスク内のデータの住所録のようなもので、これが破損してしまうと、ファイルやフォルダにアクセスできなくなります。
この状態になると、障害が起きているハードディスクを別のパソコンに繋いだとしても、データにアクセスすることはできません。

原因は?

このエラーは、パソコンに何か処理をさせていて、それをいきなり中断させるようなことをすると発生します。
例えば、パソコンの電源が入っていてハードディスクにアクセスしている最中に、いきなり電源が切断されたときなどです。

ハードディスクの寿命や故障の可能性も

ハードディスクが物理的に故障している (もしくは故障寸前) 可能性も考えられます。特にこれから寿命を迎えるハードディスクは、このエラーが出やすい傾向にあります。
対処法を行い、仮に復旧に成功したとしても、同じハードディスクを使っている限り、再び同じエラーが出る可能性があります。
ハードディスクから異音がしていたり、読み込みにやたらと時間がかかる。。などの故障の心当たりのある場合は、早急にデータの待避とハードディスクの交換を行う必要があります。

当店では、データの待避や復旧、ハードディスクの交換などの作業承ります。復旧に自信の無い方は、一度ご相談ください。

お電話でのご相談は、
代表電話番号:0120-52-4956(携帯・PHSもOK)
までどうぞ。

対処法は?

ドライブのフォーマットをかけることでエラーは出なくなりますが、保存されているデータは消えてしまいます。
chkdsk コマンドを実行することで、フォーマット行わずに修復できる可能性もありますが、復旧の確率は低いです。chkdsk とは、ハードディスクの状態をチェックし、異常の検知/修復を行うコマンドです。
「chkdsk」コマンドによる対処法
寿命が近いハードディスクに chkdsk 行うと、負荷がかかり物理故障を引き起こす可能性もあります。
自信の無い方は、復旧作業をやめ、パソコンの電源を切り、速やかにご相談ください。

chkdsk でもし復旧できた場合は、ただちにデータの待避をし、ハードディスクを交換することをお薦めます。