「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」とは
Windowsのパソコンを使っていて例えばDドライブ、もしくはご利用のデスクトップのフォルダ等が突然「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」とエラーメッセージが表示されご利用中のデータが見られなくなってしまう事があります。
USBメモリやSDカード、外付けハードディスク、外付けSSD、起動しなくなったパソコンのハードディスクやSSDをUSBで変換しデータを見る、データ復旧、データ移行をしようとし対象のドライブを開こうとすると「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」等と表示される事もあります(ドライブ名は利用状態により、D:E:F:等と変わる事があります)
なぜ「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示されて利用できなくなるかの原因をご説明致します。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」の原因
まずはこのエラーメッセージが表示される主なメディアは下記の物が多い様です。
- 利用中のWindowsのデスクトップもしくはドキュメント等のフォルダや各ドライブ
- USBメモリ
- SDカード
- マイクロSDカード
- 外付けハードディスク
- 外付けSSD
- 動かない、起動しないパソコンから取り出したハードディスク
- 動かない、起動しないパソコンから取り出したSSD
- NAS、ネットワークハードディスク等に内蔵されていたハードディスク
- CFカード、フロッピーディスク
macの場合
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」はWindowsのエラーメッセージの為Mac上では表示しません。むしろ問題があるメディアを接続しても何も表示されず単に見られない使えない事があります。BootcampでWindowsをご利用時に該当のメディアをWindowsに接続した時に「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合がございます。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」の原因
主な原因としては物理的に読み書きがしずらくなり、ファイル名やフォルダ名を管理しているMFT(マスターファイルテーブル)が破損し「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示されデータの読み書きができなくなる症状が発生致します。おおよそ下記の事象によりこの状態になる事が殆どです。
- 経年劣化
- 過度の利用
- 読み書きしている最中に取り外しの手順をしないでUSBケーブルを取り外し
- 衝撃、水没等
- 初期不良
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示された場合の対処方法
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」のエラーメッセージが表示された場合慌てて無料ツールなどのご利用はお控え下さい。ご利用になるにも必ずハードディスク、USBメモリ、SDカード、SSD等のクローンを作成した上で作業を行って下さい。ただし、異音、発熱等には充分気をつけてクローン作業を行って下さい。その際に対象のディスクとクローン先を絶対に間違えないで作業して下さい。失敗するとデータ復旧不能になったり、かなり高額の復旧費用が必要になる場合がございます。最近のUSBメモリ、SDカード、外付けハード等は大容量の物が多くデータを失った場合の損失がかなり大きくなってしまう事があります。データを取り戻したい場合は、まずご相談下さい。当該のメディアに書き込みをしたり、一部ネット上でコマンドで復旧したなどの事例が散見されますが、こちらもお控え下さい。状態によってはデータが勝手に切り捨てられてしまい後処理が必要になり高額になってしまう事がございます。