小技集

サンダーバードから添付ファイルの印刷ができない

サンダーバードから添付ファイルの印刷が出来ない

長くお付き合いさせていただいている法人のお客さんのスタッフさんから相談がありサンダーバードから印刷ができなくなったとの事。これが何かといいますと下記の流れ。

FAX受信→特定のメールアドレスに画像(.tif)を添付ファイルにし送信→サンダーバードで受信→添付をクリックしマイクロソフトオフィスドキュメントイメージング(以下MDIと表記)で開いて中を確認→印刷実行の流れ。

なんでMDIなんてマイナーなーツールを使っているかと言いますと複数ページのFAXを見るのに便利だったとの事、私が関わる以前から、誰かがMDIが便利だと気がついてから、Windows7以前からご利用されていました。実はWindowsが新しくなる度にMDIが使えるかドキドキしており、古いけどオフィス2003に付属していたものの後のバージョンもありますが、使い物にならず、新しいPC、リカバリ後にオフィス2003から先にインストールし、その後現行のオフィスを入れていました。Windows11でも問題なく使えていました。それが・・・

印刷できなくなったと一方があり、いよいよその時が来たか、Windows Update等更新で使えなくなったのかと思い焦りましたが、10台近くあるうちの2台がNGとの事で、使えないPCの固有の問題だと考え少しほっとしましたが、ここから頭を悩ませる日々の始まりでした。答えを見るとなんてこと無いことでしたが、もうリカバリするしかないと考える位悩みました。なんせお客さんの仕事上FAXが多いので、絶対に何とかする必要があったので、諦められず原因と対処を考えまくりました、結局この症状はリカバリしても再発するものだったので、リカバリを実施しないで良かったと思いました。リカバリ後収束宣言後に再発すると手に負えなくなるところでした。

まずはサンダーバードの設定を確認

添付を開くとMDIが起動し、中を確認可能になりますが、何故か印刷実行するとフリーズする状態になるとの事。サンダーバードのファイルの関連付けがtifとMDIが関連付けられておらず、まずは関連付けを設定し直し、プリンタドライバをご利用の複合機の物を再インストール。ここで一旦は問題ない気配がありましたので一旦作業終了しましたが、後日再発の連絡がありました。

プリンタドライバの可能性を考える

相変わらずMDIが固まりファイルを保存したら印刷できていたが、エクセルのファイルとかも印刷不可との事。今一度サンダーバードを確認し関連付けを再設定。でもサンダーバードから添付の印刷は出来ませんでした。かなり悩んだところ、スタッフさんが誤って同じメーカーの違う型番の物を入れてしまったとの事、しかもデバイスの追加から行ったと。ここの複合機デバイスの追加でやると、必ず問題が発生するので、間違えていれたドライバ、間違えたドライバを削除し、適正な物に入れ替えたら今度は保存済みのものは印刷可能となりました。ただい相変わらずサンダーバードからの印刷は不可。何かドライバが残っているのかと思い完全に削除できるか調べ対処するが状況変わらず、業務を止めるわけにいかないので、一旦その日はそこまでにして後日対応しますとお伝えし一旦中断。

また再発、今度は保存しているものも、印刷不可

と、ご相談いただき、時間をとっていただき作業。MDIのフリーズはなくなったとの事、実はMDIの再インストールも考えましたが、特に起動とかの時に問題を感じませんでした。MDIを入れ直すとなると現行のオフィスの再インストールも必要になるのでリカバリもオフィスの再インストールも回避したく、他に原因があるのではと考えて調査再開。そのご想定していなかった事が原因で印刷不可になっていた事が分かりました。

全ての原因はOnenoteでした

再度診断したところ、タスクバーにちかちか点灯しているものを発見。何だこれ思って見てみるとOnedribeが起動していました。これコンテンツをかき集めるものみたいで、印刷ボタンをクリックすると起動。保存の選択画面がでており、一旦止めたいとおもいましたが、止める方法が分からず、アンインストールしようと思ったらアプリーケーションの追加と削除の一覧にひょうじされておらず、プリンタ周りを調べるとなんと、これプリンタのふりをするものでした。

OneNoteが規定になっていたので、本来の複合機のドライブを規定に変更したら何事もなく印刷。
思わず、これかよってなり、気が抜けちゃいました。何かの拍子に規定になりMDIから印刷するとOneNoteが起動し処理の阻害をしていました。他のパソコンにもOneNoteがありましたので、同じ症状が出たら即プリンタドライバの一覧を確認頂きプリンタドライバを規定にするようにご案内し応対完了。EXCELの添付ファイルも普通に印刷できました。余計な物をWindowsUpdateで配信するの本当に辞めて欲しい、おそらくですが、同じ症状で困っている人も多いと思い記事化しました、もしどうしても対処ができない場合ご相談下さい。同種のものでしたら、リモートで対処も可能です。

「chkdsk」コマンドによる対処法

何年もパソコンを使い続けていると、ハードディスクにまつわるトラブルは必ず出てきます。
不良セクタの発生や、システムファイルの破損などの障害でパソコンの動作が不安定になったり、Windows が起動できなくなった方は多いと思います。
今回は、そんなときの復旧方法として「chkdsk」コマンドの使用方法を紹介します。

chkdsk コマンドとは、ハードディスクの状態をチェックし、異常の検知/修復を行うコマンドです。

【注意】

ここで紹介している対処法は、全て自己責任で行ってください。
対処法を行った後、状態の改善が見られなかったり、復旧作業途中で機器の状態の異変などが生じても一切責任を負いません。
ハードディスクの論理的な障害が起きている場合、chkdsk による復旧方法は有効ですが、物理的に故障している状態で chkdsk を行うと、ハードディスクの状態が悪化する場合があります。
異音がしたり、読み込みにやたらと時間がかかる等心当たりがある場合、まずはご相談ください。データの救出は当店で可能です。

Windows が起動できない場合の chkdsk の手順

起動トラブルによってパソコンが起動できない。。
パソコンの電源を入れると、次のメッセージが出て Windows を開始できない。。

  • A disk read error occurred
  • ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。

こんなときに chkdsk で修復を行う手順を紹介します。
もし、Windows が起動できるのであれば、『Windows が起動できる場合の chkdsk の手順』を参照してください。

WindowsセットアップCDを起動する

WindowsのセットアップCDからパソコンを起動します。WindowsセットアップCDが手元にない場合、MS-DOS起動ディスク(フロッピー)からの起動を行います。起動ディスクも手元にない場合は、『MS-DOS 起動ディスクの作成方法』の手順を参考に起動ディスクを作成してください。

セットアッププログラムが起動したら、[R] キーを押します。

Windows XP セットアップ
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セットアップの開始
セットアップ プログラムのこの部分では、Microsoft(R) Windows(R)のインストールと設定を準備します。

・Windows XP のセットアップを開始するには、Enter キーを押してください。
・インストール済みの Windows XP を回復コンソールを使って修復するには、R キーを押してください。
・Windows XP をインストールしないでセットアップを終了するには F3 キーを押してください。


キーボードの種類を選択します。
通常の日本語キーボードの場合、[半角/全角] キーを押します。

Windows XP セットアップ
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以下のいずれかのキーを押して、キーボードの種類を特定してください。

半角 / 全角キー : 106 日本語キーボードの場合
スペース キー : 101 英語キーボードの場合
S キー : その他のキーボードの場合


回復コンソールで「chkdsk」を実行する

回復コンソールが起動すると、次のメッセージが表示されます。
[1] キーを押して、[Enter] キーを押します。

Microsoft Windows XP(TM) 回復コンソール。回復コンソールはシステムの修復と回復機能を提供します。
EXIT と入力すると、回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動します。

1: C:\WINDOWS

どの Windows インストールにログオンしますか?
(取り消すには Enter キーを押してください)
1


chkdsk c: /r」と入力し、[Enter] キーを押します。
ここから、ハードディスクの検証/回復処理が開始されます。この作業は、数分かかることがあります。

Microsoft Windows XP(TM) 回復コンソール。回復コンソールはシステムの修復と回復機能を提供します。
EXIT と入力すると、回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動します。

1: C:\WINDOWS

どの Windows インストールにログオンしますか?
(取り消すには Enter キーを押してください)

C:\WINDOWS>chkdsk c: /r
ファイル システムの種類は NTFS です。
ボリューム ラベルは Main です。

CHKDSK はファイルを検査しています (ステージ 1/5)…
ファイルの検査を完了しました。
CHKDSK はインデックスを検査しています (ステージ 2/5)…
インデックスの検査を完了しました。
CHKDSK はセキュリティ記述子を検査しています (ステージ 3/5)…
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
CHKDSK はファイル データを検査しています (ステージ 4/5)…
ファイル データの検査を完了しました。
CHKDSK は空き容量を確認しています (ステージ 5/5)…


処理が完了したら「exit」と入力し、[Enter] キーを押します。
回復コンソールが終了し、コンピュータが再起動します。
再起動後、トラブルが解決しているか確認してください。

Windows が起動できる場合の chkdsk の手順

ここでは、Windows のユーティリティを使った chkdsk 手順を説明します。ここで紹介する手順は、セーフモードでも行えます。
起動トラブルで Windows が開始できない状態の場合、『Windows が起動できない場合の chkdsk の手順』を参照してください。

エクスプローラー画面のドライブのプロパティページ、もしくはコマンドプロンプトから chkdsk を実行します。
Widnows XP で Cドライブ (システムドライブ) に chkdsk をかける手順を紹介します。

ドライブのプロパティから chkdsk を行う

Windows を起動したら、[マイコンピューター]を開きます。
chkdsk を行うドライブを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
プロパティページが開くので、[ツール]タブを選択します。
[エラー チェック]の項目の[チェックする]ボタンをクリックします。

ディスクのチェックダイアログが開くので、[ファイル システム エラーを自動的に回復する] と [不良セクタをスキャンし、回復する] にチェックを入れ、[開始]ボタンを選択します。

次回起動時に、ディスクの検査を行うかの確認ダイアログが出るので、[はい]ボタンを選択します。
Windows を再起動します。

再起動時に自動でディスクチェックが行われます。

再起動後、トラブルが解決しているかどうか確認してください。

コマンドプロンプトから chkdsk を行う

[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を選択します。

真っ黒画面が出るので「chkdsk c: /r」と入力し、[Enter]キーを押します。

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.C:\Documents and Settings\user>chkdsk c: /r


次回起動時にディスクのチェックを行うかどうか確認のメッセージが表示されるので、[y]キーを押して、[Enter]キーを押します。
Windows を再起動します。

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.C:\Documents and Settings\user>chkdsk c: /r
ファイル システムの種類は NTFS です。
現在のドライブはロックできません。

ボリュームが別のプロセスで使用されているため、CHKDSK を
実行できません。次回のシステム再起動時に、このボリュームの
チェックをスケジュールしますか (Y/N)?y


再起動時に自動でディスクチェックが行われます。

再起動後、トラブルが解決しているかどうか確認してください。

BIOSの初期化方法

BIOS設定を間違えてしまい起動できなくなったり、ハードウェアを認識しなくなった場合、行った変更を元に戻すためにBIOS設定を初期化します。
初期化は、BIOSユーティリティから行う方法と、マザーボードのジャンパスイッチの設定 (ハードウェアリセット) で行う方法の2通りあります。

BIOSユーティリティから初期化を行う

【注意】

次に紹介する初期化法は、全て自己責任で行ってください。
ここで紹介しているBIOSの画面構成や仕様は、当店の環境のもので実際はBIOSの種類により差異があります。お使いの環境とは画面の構成や文言などが異なる場合があります。

BIOSユーティリティを起動する

BIOS画面を立ち上げるために、パソコンの電源を入れた直後 [DEL] キーを連打します。
筆者環境だと [DEL] キーですが、これはメーカーによって違いがあり、[F2] キーや [F12] キーだったりします。BIOS画面が開けない場合、パソコンのマニュアルをご確認ください。

BIOS ユーティリティ
BIOS Setup utility

BIOSの設定を初期設定に戻す

画面右上部の [EXIT] メニューを開き、[Load BIOS Defaults] を選択します。

確認のメッセージが表示されるので、[OK] を選択します。

初期化が完了しました。設定を保存してパソコンを再起動します。
[EXIT] メニューを開いたままで、[Save Changes and Exit] を選択します。
確認メッセージが表示されるので [OK] を押します。パソコンが再起動されます。

CMOSクリアによる初期化を行う

BIOS画面すら起動できない状態の場合、CMOSクリアによるハードウェアリセットを行います。
CMOSクリアとは、マザーボードに搭載されているCMOSをショート (または通電をカット) させ、BIOS設定を初期化することです。
マザーボード上にあるCMOSクリア用のジャンパスイッチを設定してショートさせる方法と、マザーボード上にあるリチウム電池を数十秒外しクリアする方法があります。
具体的な手順は、お使いのマザーボードのマニュアルをご確認ください。

システムの復元による対処法

ハードディスクの増設や拡張カード取り付けなど、ハードウェア構成の変更を行った後、システムが不安定になることがたまにあります。
また、新規アプリケーションをインストールした直後にパフォーマンスが大幅に低下したり、デバイスドライバをインストールしたらパソコンが正常に立ち上がらなくなった、などの経験をされる方は多いと思います。

今回は、上述したような事態に遭遇したときに、システムを正常に動作していた以前の状態に戻すための手順を紹介します。
Windows Me、Windows XP に標準搭載されている「システムの復元」機能を使います。

システムの復元で Windows XP を以前の状態に戻す

システムの復元を行うには、最低でも Windowsに通常起動またはセーフモードで管理者権限でログオンする必要があります。
もし通常起動ができない状態の場合は、セーフモードで起動します。

パソコンの電源を入れた後、[F8] キーを連打し、[Windows 拡張オプション メニュー] 画面を起動します。
画面が出たら [セーフモード] を選択し、[Enter] キーを押します。

Windows 拡張オプション メニュー
オプションを選択してください:

  セーフ モード
  セーフ モードとネットワーク
  セーフ モードとコマンド プロンプト

  ブートのログ作成を有効にする
  VGA モードを有効にする
  前回正常起動時の構成 (正しく動作した最新の設定)
  ディレクトリ サービス復元モード (Windows DC のみ)
  デバッグモード

  Windows を通常起動する
  再起動する
  OS 選択メニューに戻る

上矢印キーと下矢印キーを使って項目を選択し、Enter キーを押してください。

Windows が起動したら、管理者権限でログオンします。
[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[システム ツール] を順にポイントし、[システムの復元] をクリックします。

[システムの復元の開始]画面で、[コンピューターを以前の状態に復元する] を選択し、[次へ] をクリックします。

カレンダーからシステムが正常に動いていた日付を選択します。
[一覧で復元ポイントをクリックしてください]のリストから、システム復元ポイントをクリックし、[次へ] をクリックします。

[復元ポイントの選択の確認] 画面で [次へ] をクリックします。
システムの復元が行われ、再起動がかかります。

管理者権限でログオンします。システムの復元の [復元は完了しました]画面で [OK] をクリックして完了です。

MS-DOS 起動ディスクの作成方法

MS-DOS起動ディスクは、パソコンの起動トラブルが起きたとき何かと役に立ちます。
MBR・ブートセクタの異常などの修復作業を行うのに使います。
トラブルに備えて、あらかじめ作成しておくに越したことはありません。

というわけで今回は、Windows XPでのMS-DOS起動ディスクの作成手順を紹介します。

MS-DOS起動ディスクを作成する

Windows XPでは、フロッピーのフォーマットオプションに、MS-DOS起動ディスク作成のためのオプションが用意されています。
手順としては、このオプションにチェックを付けてフロッピーディスクをフォーマットするだけで完成です。

マイコンピューターを開きます。

Aドライブを右クリックします。
右クリックメニューから [フォーマット] をクリックします。

フォーマットのためのダイアログが出てきます。
[MS-DOS の起動ディスクを作成する] にチェックを付けます。
[開始] をクリックします。

起動ディスクの作成が開始します。しばらく待ちます。

作成完了です。[OK] ボタンを押して終わりです。