
USBメモリの選び方
今までたくさんのUSBメモリを見てきました。最近ではUSBSSDのご相談も増えてきています。よく考えずに購入される方も多いのでお勧めの物とあまりお勧めしない物をご案内したいと思います。
USBメモリ、USBSSDの主な形状
色々な形がありますが、一件便利そうなスライドタイプ、プッシュロックたいぷはお勧めしません。
それは何故かといいますと曲げてしまう事故が多いのと曲がり始めている事に気が付かないからです。
面倒でもキャップ式なら途中で気がつく事が多いんですね。でも曲がっているからと絶対に手で戻さないで下さい。最悪認識不能復旧不能になる事もあります。コネクタなんてはんだ付けすれば簡単だろという方もいらっしゃいますが、学校の工作の時間でやったはんだ付けとは訳が違います。

出典:VOLTECHNO様 https://voltechno.com/blog/circuitboard/
今多いタイプの物はミリ単位の箇所にはんだ付けになりますが、今の基盤はかなり精密になっており接続箇所だけが上面に出ていますが、加熱でダメになしたりする事もありますので簡単にはできません。最悪なのがランド(接点)の剥がれになりますが、こうなると細い線で剥がれたランドの前から細い配線でジャンプするしかなくなりますが、かなり難しい作業になります。

出典:日本はんだ付け協会様 https://handa-npo.com/archives/blog/common-bugs-axial
小型になればなるほど、便利ですが故障した場合の対処はかなり困難になります。もちろん小型化するためにこういう作りになっているんですけどね。
こういう形状の物スライド、プッシュ式をご利用の方はご注意下さい。避けたほうが良いと思います。
プッシュ式


スライド式

どうやって折ってしまうか曲げてしまうか

これはノートパソコンにUSBメモリを差し込んで使っている例ですが、これは右に差し込んだ例ですが、パソコンを持ち上げようとして、左側から持ち上げてテコみたいに右側のUSBメモリを曲げてしまう事例です。この様にして曲げたり折ってしまう例が非常に多いです。あとは足元においたデスクトップの全面に差し込んで折ってしまう事も多かったります。
じゃあどの様にしたら壊さないですむか

完全に破損からUSBメモリを守れるわけではありませんが、この様な延長ケーブルを利用していただくのが一番お勧めです。これでしたら万一変な持ち方をしても最悪ケーブルとPCのコネクタの破損だけで済む可能性が多いと思われます。
ただし邪魔になる事も予想されますので、PC側のコネクタがLタイプの物を使うと良いかも知れません
それとケーブルの速度には注意してください。USB3.0以上の物でないと通信速度が遅くなる事もありますので注意して下さい。
右向き左向きとありますので、ご利用の環境に合わせてお選び下さい。

やはりこういう形の者のほうが折ってしまったり、コネクタが知らない間に曲がっていたりとは無さそうです。いちいちキャップをしない面倒はありますが、シンプルが一番!だと思います。








