
東京都H様
突然USBメモリのファイルの一部が読めなくなった。パワーポイントのファイルが開かなく成り、再作成するにも、かなりの時間をかけて作った論文なので、急ぎ復旧して欲しい。
読めなくなったエレコムのUSBメモリ、物理的に故障していました。
かなり急ぎとの事で出張対応。確かに該当のファイルが壊れていました、運悪く不良セクターの箇所にデータが置かれており開かない症状でした。あれこれやってみてもダメだったので、預かり対応。ただし、その日に使うデータは先になんとかして欲しいとのことで、その箇所のみ現地で復旧。
お預かりして、持ち帰り作業再開。全滅は免れているので該当のデータをまず取り込み。
ここからが厄介でした、万一急に壊れても全損は避けられるようにしてクローン作成。
クローンを対象に復旧してみましたが、どうやっても復旧できず、そのうちEXCELのファイルを復旧したときの事を思い出しやってましたら、読めるようになりましたが、確認したところページ数が足りないとの事でしたので再作業、今度は30ページほどのファイルが復旧できましたが、それでも全然足らないとの事。復旧したデータはドラフトのもので、仕上げる手前のデータをなんとかしてくれとの事。日付から一時ファイルを探し復旧をと考え日時から追いかけてみると何故か一時ファイルがありませんでした。日にちはあるけど、該当の時間のものが何故かなく、おそらくはUSBメモリが故障して書き込みできなかったのではと推察。そう言えば、何もしないで下さいとお話をしていたにも関わらず、ディスクの自動修復がかかっていたとお話されていたのを思い出し、これは切り捨てにあったと判断。再作業を行い、今度は切り捨てられたファイルをある限りの情報を元にしさがしたところ、おそらくこれだろうと思われるものを発見。処理をおこなったところ、ファイルサイズが違うがパワーポイントのファイルを復元、即開いてみると、70ページでドラフトではないものを復元。すぐ確認していただいたところ該当のモノとわかり作業終了。こうやって文字にすると大したことないようですが、何度処理をくりかえした事やら。とにかくバックアップをお勧めし対応完了。ダメなら論文が発表できないところでしたとの事でした!