
ご相談:USBメモリが「フォーマットしますか?」と表示されデータを読めない
いつから使い始めたのか分からないUSBメモリが使えない。仕事で使っていて請求書等の雛形等が入っているので復旧してほしい。
診断と対処
お預かりし診断開始。ご相談通り認識はするが「フォーマットしますか?」と表示されデータが読めない状態でした。ご相談時に型番をお尋ねしたところ表示が薄れていて読めないとの事。検索してみたところアイ・オー・データのYUMシリーズだと判明。ただしメーカーの仕様はUSB3.0のはずがお預かりしたメモリはUSB2.0の物。該当のシリーズでカラーバリエーションは白、黒しか無い模様。
メモリ自体経年劣化が進みメモリ内部に不良セクタがあちこちに発生しており、ファイル名フォルダ名を管理しているMBRの破損が見受けられメモリが正常に認識されず「フォーマットしますか?」となりデータが読めないと断定。復旧作業を行い可能な限りフォルダ名ファイル名を元の状態で表示される様作業。データを確認して頂いたところ、全部は元々必要でなかったが出来たら欲しかった雛形類は使えそうだとの事で作業完了。不良セクタによるトラブルは過去に何度も対処してきましたが、今回は利用領域に不良セクタが散らばった状態でレアなケースでした。


























読み出しの途中で認識しなくなる現象が発生したので、コネクタの不良を疑いましたが特に見当たらず。数回作業を行いようやく成功。データの取り出しに入り、殆どのデータの取り出しが成功。一部、どうしても復旧できないデータがあったようですが、実際に当該データをこのディスクに保存していたのか、はっきりとしないのとお急ぎとの事で作業を終了。

ご相談が深夜でしたので、翌日お会いしお預かり。前日にメールで破断面を見ていたがスライド式の為詳細を見切れていなかったので、その場で確認。何とか復旧可能だと判断し持ち帰り作業。
IOデータU3-STDのコネクタと基盤を確認したところ、すっぱり切れてしまっていました。もう一度どうやって曲がりを戻したか確認。手で数回上下に動かしたところポロッとUSBのコネクタが落ちてきたとの事。また机から落とした際に通電していたとの事だったのでメモリチップかコントローラに影響が出ていないかを考えつつ作業。コネクタを周りを修復したがうまくいかず、かなり手こずったが、何とか認識するところまで作業。予想通りファイルシステムの破損が置きていたので修復。フォルダファイルが見られる様になったのでデータを取り出しリスト化。お客様に確認して頂いたところ、一番急ぎで欲しいファイルが開けるか確認。無事ファイルも見られたので作業終了。引き渡し時に年のために、もう一度ファイルをご覧いただいたところ、問題無くデータが利用可能との事で本件終了。


内部は極めてシンプルでしたが、上部に樹脂で固められている箇所があり恐らくここに暗号化ユニットが搭載されていると判断。診断したところケーブルの断線で認識しないのではと考え、ケーブルを途中で切断し交換。何度かやり直しをしていると通電を確認。ここから先はパスワードを入れないと動作確認がとれないのですが、機密情報が入っている為にパスワードをお送りいただけなかったので、お客様先へ搬入し動作確認。結果全てのデータが読み込み可能となりました。


通常USBハードディスクはSATA形式のコネクタを変換アダプタを利用しUSBハードディスクとして使える様にしてありますが、CANVIOに利用されているTOSHIBA MQ01UBD100はハードディスクの基板上に直接コネクタが取り付けられていて、電源が入らない状態になっていると全くのお手上げになってしまう事が多々あります。まずは基盤を修復しUSB接続する様にしてから、データ復旧を行います。今回も無事を修復できたのでハードディスクから全てのデータを取り出す事ができました。





このポータブルハードディスクは東芝製でCANVIO CONNECT(キャンビオコネクト)と言い下記のシリーズがラインナップされている様です。





ご相談内容

一見すると通常のSATAに見えますがコネクタをよく見てみるとSATAではなくサブ基板に特殊なコネクタで接続されUSBで利用できるようになっていました。
ハードディスクを直接操作と考えましたが、このコネクタではSATA接続できないので、USBにて作業用HDDを作成し、復旧作業を継続。存在していたと思われるフォルダ配下のデータを全て取り出し、お客様に確認して頂いた所「すべて大丈夫」との事でしたので無事作業終了となりました。




少し前に別件で調べていた所、このモデルを見たことがあり変わった物もあるものだと思っていたら依頼が来るとは。まずは動かない原因をと思いアッパーパネルを見てみるとへこみを発見。お客様に確認してみたところ、ポーチにHDDをいれていて海外旅行用のスーツケースに乗せていたら倒れてしまいポーチごと挟み込んでしまったとのこと。不安になってパソコンにつないでみたら認識音はするが動いている気配が無くそれで、診断とデータの取り出しを依頼したとのこと。音を聞いてみると動こうとするが動かない様な状態だったので、開封を行いました。
想像通りでしたが、アッパーケースがプラッタ(円盤部分)を止めているストッパを抑えこんでしまい、しかもその状態で通電してしまった為、プラッタにキズがついてました。
通常でしたら、これはどうしようも無いかなと思い、お客様にご連絡。全部は無理でも一部だけでも何とかしてほしいとこの事でしたので、作業を実行。途中で何度も止まったりしましたが、何とか可能な分だけはデータを確保。運良く外周部分にデータが保存されていたようで、7割強のデータを取り出すことができました。納品後確認してみたところ一部開けないものもあったが、取り出せたデータのほとんどが使用可能とのことでした。
HD-LX2.0TU3Jが正常に認識されず、開けなくなった。




