
1年程前に買ったパソコンが起動しない
chuwiと書いてあるパソコンが起動しなくなった。急ぎのデータが入っているのでデータだけでも取り出して欲しい。
SSD不良が原因で起動不可になっていた様です
本体をお預かりし診断開始。電源が入りづらいなと最初から異常を感じました。物はChuwi herobook pro cwi514と言うパソコン。ここ2年程ご相談件数が増えてきたメーカーのパソコンです。chuwiと書いてあるのでチューイだと思っていたら正式なメーカー名はツーウェイと読む様です。とにかくデータを優先して欲しいとの事でしたのでドライブがどこにあるのか確認。SSDが裏蓋を全て開けなくても取り出せる様になっていました。最近は他のメーカーのパソコンでありがちな下のケースを全て開けないとドライブが取り出せないかと思っていたら専用のスロットになっているのに感心しました。が。問題発生ネジがキツく外しづらく、ネジを外してもスロットにドライブが噛み付いていてすんなりとはいきませんでした。

基盤にSSDがはんだ付けされているパソコンでないのはお預かり前から分かっていましたが、どんなSSDが入っているのが不明でしたので少々不安でした。
ようやくSSDを取り出してみたところNetacと言うメーカーの物。お値段がやすく特価品とかで出回っている事もあるようです。タイプはm.2Sataの物でした。
早速データを取り出し開始。ユーザ名配下のデータを確保。途中、転送速度が気になりましたが急変する前にご指定のデータを全て取り出し。作業完了をお伝えしたところ、出来たら使える様にできないかとの事をご相談されましたが、同じ規格のSSDの在庫が無く、このまま初期化を行う事になり作業を実施。一度トラブルを起こしたドライブを使う事に抵抗を感じましたが、お急ぎとの事で初期化を実施。恐れていた事が発生。何度初期化をしても途中で止まってしまい初期化、Windowsのリカバリは作業不可でした。先にデータを確保しておいて良かった。やっぱり大事なデータを入れるドライブは多少値段が張ってもメジャーなメーカーの物をご利用される事をお勧めいたします。最近中古で買ったパソコン、新品のSSDが入ってますと聞いて購入したら1年持たずに起動不良になった等のご相談が増えております。内臓しているSSDのメーカーには注意したほうが良いかもしれませんね。



































ケース開放したまま、通電してみると確かにファンから異音が発生していました。ホコリCPUに塗布されているグリスも乾いていたので、清掃し再塗布。ファンを取り寄せし交換したところ無事動作。全く異音も聞こえなくなりました。このファン、写真では分かりづらいのですが、ケーブルがものすごく細く、しかもコネクタが固着していた為に取り外し時に非常に気を使い慎重に作業を行いました。万一失敗して基板上のコネクタ、メス側を壊してしまうと、マザーボードを取り外しコネクタ交換なんてなってしまうと作業量もかなり増えてしまいます。この後数件、VAIO Pro 13 svp132a1cnをお預かりしましたが、同じ状態の為作業時には極細のラジオペンチもしくはピンセットが必須です。



読み出しの途中で認識しなくなる現象が発生したので、コネクタの不良を疑いましたが特に見当たらず。数回作業を行いようやく成功。データの取り出しに入り、殆どのデータの取り出しが成功。一部、どうしても復旧できないデータがあったようですが、実際に当該データをこのディスクに保存していたのか、はっきりとしないのとお急ぎとの事で作業を終了。

ご相談が深夜でしたので、翌日お会いしお預かり。前日にメールで破断面を見ていたがスライド式の為詳細を見切れていなかったので、その場で確認。何とか復旧可能だと判断し持ち帰り作業。
IOデータU3-STDのコネクタと基盤を確認したところ、すっぱり切れてしまっていました。もう一度どうやって曲がりを戻したか確認。手で数回上下に動かしたところポロッとUSBのコネクタが落ちてきたとの事。また机から落とした際に通電していたとの事だったのでメモリチップかコントローラに影響が出ていないかを考えつつ作業。コネクタを周りを修復したがうまくいかず、かなり手こずったが、何とか認識するところまで作業。予想通りファイルシステムの破損が置きていたので修復。フォルダファイルが見られる様になったのでデータを取り出しリスト化。お客様に確認して頂いたところ、一番急ぎで欲しいファイルが開けるか確認。無事ファイルも見られたので作業終了。引き渡し時に年のために、もう一度ファイルをご覧いただいたところ、問題無くデータが利用可能との事で本件終了。


内部は極めてシンプルでしたが、上部に樹脂で固められている箇所があり恐らくここに暗号化ユニットが搭載されていると判断。診断したところケーブルの断線で認識しないのではと考え、ケーブルを途中で切断し交換。何度かやり直しをしていると通電を確認。ここから先はパスワードを入れないと動作確認がとれないのですが、機密情報が入っている為にパスワードをお送りいただけなかったので、お客様先へ搬入し動作確認。結果全てのデータが読み込み可能となりました。


通常USBハードディスクはSATA形式のコネクタを変換アダプタを利用しUSBハードディスクとして使える様にしてありますが、CANVIOに利用されているTOSHIBA MQ01UBD100はハードディスクの基板上に直接コネクタが取り付けられていて、電源が入らない状態になっていると全くのお手上げになってしまう事が多々あります。まずは基盤を修復しUSB接続する様にしてから、データ復旧を行います。今回も無事を修復できたのでハードディスクから全てのデータを取り出す事ができました。








